交渉次第で家賃は安くなる。家賃交渉をするときに知っておきたいこと
家賃交渉は
家賃は家計のなかでも避けられない出費です。
毎月必ず支払うため、家賃を抑えられると継続的な節約に繋がります。しかし、家賃交渉をしたいと思っても、タイミングや方法などがわからない人も多いのではないでしょうか。
また、そもそも家賃交渉が可能なのか知らないという人もいます。
実は家賃は大家さんが自由に決められるものです。
そのため大家さんさえ承諾すれば、家賃の値下げが可能です。
そこで今回は、家賃交渉をするときに知っておきたいことをわかりやすく解説します。
家賃は大家さん次第
家賃は、周囲の環境や建物の立地条件、似た間取りの賃貸物件の家賃などの相場を参考に決められます。しかし、家賃を決めるための共通した決まりはなく、大家さんが自由に設定できるのです。
そのため、大家さんが承諾すれば、家賃の値下げができます。
ただし、大家さんに承諾してもらうのは、容易ではありません。ほかに入居者がいるときには、一戸のみの家賃を下げればほかの入居者から苦情が生まれます。
また、相場に合わない家賃設定をする大家さんはあまりいません。
家賃交渉の成功率は約10%程度であるともいわれています。また交渉に応じてもらえても、値下げ額は約1,000円から3,000円程度と、大幅なものではないと考えておきましょう。
家賃交渉が成立する多くは、大家さんだけではなく、ほかの人が見ても、家賃を下げることが妥当であると判断できる場合です。
相場を考慮した交渉を
ほとんどの賃貸物件には、不動産の相場があります。
相場は、ほかの賃貸物件や不動産の家賃にも影響するため、大幅に逸脱する物件を出さないことが多いです。
また、すでに設定されている家賃は、周辺の施設や環境、建物の築年数、設備やメンテナンスの有無など、さまざまな状況を考慮して考えられています。
そのため、相場を無視した家賃を提案しても、受け入れられません。家賃交渉をするときは、極端に安い値段や条件を提示するのではなく、相場と比較して妥当な価格を提案しましょう。
加えて、大家さんにどのような心証を抱かれるかも大切です。高圧的ではなく、論理的かつ冷静に家賃交渉を行うことがポイントです。
家賃の算出方法は
家賃交渉をするときには、そもそも家賃がどのように算出されているのかを知っておくと良いでしょう。
賃貸物件の家賃は、積算法や賃貸事例比較法、収益分析法によって算出されます。ただし、似た物件であっても条件によって金額が異なります。
また、収益分析法は、店舗やホテルなどテナントの家賃を決めるときの算出法です。
積算法は、得られるであろう利益を想定して逆算する形で家賃を決めます。これに対して、賃貸事例比較法は、同じエリアの中にある似た物件を参考に相場を調べ、家賃を算出する方法です。
ほとんどの物件では、賃貸に出すことで得られる収益と、維持にかかる管理費のバランスを考慮して家賃を算出します。
これは管理会社や不動産会社など、賃貸物件に対して専門の知識がある人がアドバイスすることも多いです。
交渉しやすい物件と時期
どの賃貸物件であっても、借主には家賃交渉の権利があります。
しかし、新築やリフォームしたばかりの物件に比べると、築年数が経っている物件や、メンテナンスが行き届いていない物件のほうが、家賃交渉の成功率が高いです。
大家さんにとっては、維持費をかけて空室のままであるリスクより、現在の家賃を下げて入居者を確保したほうが収益になると考える人もいるのです。
これに加えて不動産の家賃交渉では、交渉しやすい時期があります。
時期
不動産の家賃交渉をしやすい時期は、賃貸物件を探したり、入居したりする人が少なくなる4月から8月や11月から12月の閑散期です。
閑散期では、入居希望者が少ないため、この時期に空室が出てしまうと、次の入居者がすぐに見つからない場合が多いです。
そのため、大家さんは空室を出さないために、家賃交渉に応じてくれやすいのです。
ほかにも、交通や生活の便が悪くなったり、近くにあったスーパーや学校がなくなったりするなど、入居したときと周辺施設の状況が大きく変わったときは、家賃交渉をしやすい時期です。
入居前に交渉することも
家賃交渉は、入居前に行うこともできます。
多くの場合では、大家さんが提示した家賃を含む物件の条件に納得し、入居を希望します。しかし、入居前であっても、入居の意思を示しながら家賃交渉ができます。
ただし、交渉が成功しなかったときには、物件の入居を再検討する可能性がある場合には、あらかじめ大家さんや管理会社に伝えておきましょう。
また交渉に臨むときには、真摯な態度で誠意を持って接することが大切です。
不動産会社に相談しよう
自分で相場を調べ、家賃交渉をしたいと思っても、どのように進めていけば良いのかわからない人も多いでしょう。
そのようなときには、不動産会社に相談する方法もあります。
不動産会社では、多くの賃貸物件を取り扱っていることがほとんどです。
そのため、賃貸物件の相場を知っています。また、家賃交渉の経験もあるため、どのように家賃交渉を進めれば良いのかアドバイスを貰えるのです。
ほかにも、不動産会社が大家さんとの仲介をしているときには、代わりに家賃交渉を行ってくれることもあります。
家賃交渉をしたいけれど可能であるのかをまず知りたいというときには、不動産会社に相談してみましょう。
まとめ
住まいの家賃は毎月必ず支払う出費です。
そのため、家賃を下げられれば、毎月の節約に繋がります。ただし、家賃だけを重視して賃貸物件を選ぶと、どこか窮屈な暮らしになってしまいがちです。
家賃交渉では、常識の範囲内の設定で希望する家賃を大家さんに伝え、検討してもらえます。
家賃を値下げしてもらえる成功率が高いものではありませんが、物件の周辺状況などが変わったときには交渉してみてはいかがでしょうか?
ただし、家賃交渉は、入居者が少ない閑散期を選んだり、周辺エリアの似た物件の家賃を参考にした相場を調べたりして、妥当だと思える額を提示することが大切です。
また、家賃交渉をどのように進めれば良いのかわからないときには、不動産会社に相談してみましょう。不動産会社では、家賃交渉の経験があるため、適切なアドバイスを貰えます。
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