不動産契約はどんな流れで行われるのかわかりやすく解説
不動産契約はどんな流れ?
賃貸物件などの不動産の契約に慣れているという人は少ないのではないでしょうか。
どのような流れで進んでいくのか、どのような手続きが必要なのか、あらかじめ流れを知っておきたいと思う人も多いでしょう。
住まいを移すときには、不動産契約だけではなく、さまざまな手続きが必要です。ほかの手続きに気を取られて、不動産契約に不備が起きてしまったということがないように、今回は不動産を契約する時の流れについて、わかりやすく解説します。
希望する物件を探す
新しく不動産を契約するときには、まず希望する物件があるかを探す必要があります。
住みたい場所や物件の広さ、家賃や初期費用の予算などから、物件を探しましょう。
物件を探すときには、家族構成などを考慮して近くにどのような施設があるか、病院や学校などの立地を確認しておくと良いでしょう。また駅や交通の便なども、実際に暮らしたときを想定して探さなければなりません。
ポイント
物件を探す流れのなかでは、妥協できる点とできない点や、希望する条件を明確にしましょう。家族で物件を探しているときには、それぞれの希望や妥協できる点を箇条書きにするとわかりやすいです。
ペットがいるかどうかや、家賃の予算など、どうしても譲れないことも少なくありません。しかし、探しているエリアを広げたり、部屋数を変えたりすることで希望の物件が見つかる場合もあります。希望条件はできるだけ詳しく、またわかりやすくまとめることがポイントです。
家賃は収入の1/3程度を目安にすると、継続的な支払いが可能だと言われています。しかし、働き方の形やライフスタイルが変化することも考慮のうえで、希望する条件を明確にすることがポイントです。
一人暮らしの場合には、防犯の機能に優れているかなども、条件として検討するようにしましょう。
不動産会社に依頼して内覧する
インターネットやチラシなどで条件に合いそうな物件を見つけたら、仲介している不動産会社に問い合わせを行います。
空室状況などを聞き、内覧できるかを問い合わせ、実際に来店したり、内覧したりする流れに移ります。
不動産会社に行くときは、来店する日時を予約し、あらかじめ気になっている物件の情報をまとめておくとスムーズに内覧や案内をしてもらうことができます。
また内覧は1件だけではなく、複数件比較するようにしましょう。同じような条件の物件を見比べることで、それぞれの良さと悪さを知り、自分に合った物件に出会えます。
さらに、希望する条件を不動産会社に伝え、ほかに物件がないかを聞きましょう。自分が探していた物件よりも条件に合った物件を案内してくれる場合もあります。
入居申込と審査
希望する物件を見つけられたら、不動産会社を介して賃貸契約の申し込みを行います。このとき、入居審査を同時に行う不動産会社が多いです。
不動産会社や貸主によって違いはあるものの、申し込みに必要なものは以下の通りです。
・入居申込書への個人情報の記入
・契約者と保証人の収入がわかる書類(源泉徴収票など)
・身分証明書(免許証やマイナンバーカードなど)
物件や不動産会社によって、手付金や予約金を支払う場合もあります。
賃貸物件の場合では、継続して家賃を支払う能力があるか、勤務先や収入額などを証明し審査することが多いです。
支払い能力などに問題がなければ、審査は通過となります。
審査の途中で賃貸契約のキャンセルを申し出た場合には、不動産会社や貸主、契約内容によって、申し込みに際して払ったお金が戻ってくる場合とこない場合があります。それぞれ状況によって異なりますから、あらかじめ不動産会社に確認しておくと良いでしょう。
重要事項説明を受け、賃貸借契約書を交わす
審査を通過すると、賃貸借契約書を交わすことになります。このとき、重要事項説明書における説明を同時に受け、相違や疑問がなければ、2つの書類にそれぞれ署名捺印をします。
基本的には自署ですが、状況に応じて電子化されている場合もあります。
重要事項説明書は、賃貸物件の契約がどのような条件に基づいて交わされるか、契約書の説明書と捉えるとわかりやすいでしょう。
重要事項説明書は、宅地建物取引士が取り扱うことが義務づけられています。交わそうとしている契約がどのようなものであるか、受けた説明と異なる点はないかという契約の最終確認となっています。
またこのとき、契約の解約や退去の申告時期、契約期間や更新に際しての手続きなども確認しておきましょう。
ポイント
賃貸借契約書を交わしたら、水漏れなどの緊急を要する設備の不具合があった際の連絡先を確認しておくこともポイントです。
賃貸物件では、管理会社や大家の了承なしに修理を依頼することができない場合も多く、緊急のときにどのような流れで対応をすれば良いのか、あらかじめ確認しておくと安心でしょう。
引き渡し
賃貸契約に関する手続きが全て完了したら、物件の鍵を受け取り、引き渡しが完了します。これで賃貸物件の契約の流れも完了します。
実際に引っ越しをして入居する前に、設備や機能に不具合がないかを確認しておくと、トラブルになりにくいです。
引き渡しの流れが滞りなく完了したら、ライフラインを開通させたり、引っ越しに必要な手続きをしたりする流れに移りましょう。
郵便の転送や転入出の届け出、各種の住所変更など、場合によっては変更が完了するまでに時間がかかるものもあるため、タイムラグを起こさないように手続きすることがポイントです。
まとめ
今回は、賃貸物件の契約の流れを紹介しました。
賃貸物件を探すときには、エリアや間取り、家賃など、妥協できる点とできない点を明確にすると希望する物件を探しやすいです。
希望する物件が見つかってからは、申し込みや審査、重要事項説明書や賃貸借契約書を交わす流れになります。
賃貸物件の契約に慣れているという人は少ないでしょうから、わからないことがあれば都度、不動産会社や貸主に聞き、きちんとした説明を受けて、納得することが大切です。
また、契約のときに必要な書類はあらかじめ確認しておき、不備のないように準備しておきましょう。
自分に合った物件で新しい生活を始めるためには、信頼できる不動産会社に依頼することも大切です。
どのような物件があるのか、希望を伝え、契約の流れには何が必要なのか、丁寧に説明してくれる不動産会社を選ぶことで、安心して契約を進められます。
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